リアホーシング交換、溶接デフロック仕様



このジムニーは僕が購入した時から既に溶接デフロックが施されており、 山でもグイグイ登ってくれるしドラデバって大切だなーって思っていました。

が、次第にクラッチを繋ぐと「ドン」という音と衝撃がリアから来るようになり、 更にコーナーを曲がると「ドカン、ドカン」と音がするようになりました。 最初のクラッチミートの音はデフのバックラッシかな?と思って安心していたのですが、コーナーでの音は明らかに変です。

試しにデフオイルをチェックしてみることにしました。 すると、ドロドロで真っ黒で金属粉の沢山入ったオイルが少量出てきました。 ・・・・・。デフブローです。
知り合いに頼んでデフを用意して貰い、暫くはそのまま乗ろうとデフオイル交換をしました。

デフ玉リアサス

左の写真はデフが入っているホーシングという部品です。トラックとかで見かけますね。

デフオイルを交換して何気なく下回りをみると、オイルが漏れていました。
よく観察するとリアリーフとの付け根から漏れています。しかも前オーナーさんはそれに気づいていたらしく、 シーリング剤で応急処置?がしてありました。(効果無い)
結果的にはホーシング自体もクラックが入っていて再利用不可能な状態でした。 また知り合いの方に中古を用意して貰い組み付ける事にしました。

ドライブシャフトデフ内部

車体からホーシングを取り外し、当時の職場にて交換作業を自分で行いました。
まずはトライブシャフトを抜く為に、ホーシングの両端に付いているブレーキを取り外します。 次はスライディングハンマー等で「ガツン」とドライブシャフトを抜きます。
抜いたドライブシャフトを見て驚きました。錆びてスプラインが丸くなっています。 クラックでデフオイルが少なくなり、更に川遊び等をして水分が混入してしまい、錆びてしまったのかもしれません。 ドライブシャフトも再利用できません。そんな気も起きません。
結局、ブレーキ以外の寄せ集め中古ホーシングアッセイで交換することになりました。

デフも叔父さんの板金屋で最強の溶接デフロックをして貰い、バックラッシの調節をして組み付けをしました。 ドライブシャフトはJA71の物を流用しました。品番はSJ30と同じです。 またベアリングとシールも新品に交換です。

上右と下の写真のデフは壊れてしまったデフです。凄く錆びていて本当に驚きました

デフ内部発見事

以前のデフには溶接で文字が付けてありました。 「NO.5 ○○(←人の名前)」と読めました。
一生見る所ではないかもしれないのにサインをするなんてなんかお洒落ですね。

重量がかなりあり搭載に苦労しましたが、今は凄く快適なジムニーの旅を楽しんでいます。
ショップに頼むとお金を取られますから、やる気のある方はご自分で作業してみてはいかがでしょうか。 今はオイル漏れもなく快適な溶接デフロック生活です。



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