自作パソコン壱号機製作報告



第一章−何故自作に踏み切ったのか−


そうです。まずは動機がしっかりしていないと自作はやっても無駄だと思います。
あれは2001年の8月でした。とある格闘ゲームを手にしたときに始まりました。

以前から、そのゲームについての動作環境については調べていたのでわかっていましたが、 スペックを見ると今までのPC(富士通製)では動作が辛いことを実感しました。
(ゲーム推奨動作環境VRAM16MB以上、などなど)


AMD-K6-2/350MHz、SD-RAM64MB、VRAM4MBという驚異的ともいえる高性能さ!
しかもオンボード!!AGPスロット?もちろん無し!!!
99年春モデル。コンパクトモデルでありながら、当時としては高性能でした(笑)

 

実際にゲームをしてみると、「マト○ックス」状態でした。
スローモーションで技が出せます!当たります!・・・・・。

嫌です。プレイしていると悲しくなってきてしまいました。
そうです!このときに僕は自作PCを作ることを決意しました。
どうです、すばらしい動機でしょう(?)



第二章−費用調達の難しさ−


自作するのに必要なのは自分が「何をPCに求めているのか」と「費用」です。

要求スペックは、まあまあの3D描写でなおかつ「Pentium!!!1GHz」以上のCPUを搭載する。
それだけでした。

 

何故Pentium!!!1GHzに拘ったかというと、1GHzという文字に憧れていたからです(←馬鹿)
なんだかギガの単位だけでも凄そうだと見えませんか?(性能的に見ても良いCPUですね)
ちょっと下位モデルのセレロンにしようかと迷ったときもありましたが
ネット等でいろいろ方々の意見を聞かせていただきPentium!!!にしました。
その節はありがとうございました。

それからサイトや本や先人方の意見を統合しながら欲しい物リストを作っていきました。
リストによると必要な金額は、およそ8万円。結構な値段です。
その時あった金だけで3万円。仕方ないので、家にあったPCゲームを全て売り払いました。
もちろんバイトも頑張りました。

「GREEN〜秋空のスクリーン〜 3500円」
「キャッスルファンタジア聖魔大戦リニューアル 3500円」
「臭作 3000円」
「マイフェアエンジェル限定版 4000円」 etc・・・

後は知り合いの方からSD1(セーフディスク1)対応のCD-Rをもらい受けたので
今まで使用していた外付けCD-RWを友人に1万円で売りました。(詐欺な値段。)

PCゲームソフトの売値に驚きながらも何とかギリギリでお金を集めることに成功しました。
自作PC製作を決めてからおよそ1ヶ月後の9月のことです。


第三章−部品調達と落とし穴−


金も集まり、次は早速部品調達です。

言うまでもなく部品は安いに越したことはありません。ネットで注文しても良かったのですが、
自分の目で見て買った方が楽しいということで名古屋の大須まで友人数人で行きました。

そこは宝の山でした。メモリーPC133の256MBが2980円(当時最安値)だったので即購入決定。
周りを見てみると、 特価10800円3個限定本日限りでマザーボード「AX3S PRO」が売っていました。もちろん即購入決定。
だが、レジで問題が起きました。2個の合計で消費税込みでも15000円は行きませんが・・・・
店員:「2点合計で21000円(確かこれぐらい)になります」

・・・・は?

持ち合わせ無いですが。どう計算したらそうなるの?と瞬く間にパニックに陥りました。
持ち合わせ16000円。きっちりと梱包済み。
店員さんに確かめてもらった所、同じ商品番号のメモリーが2つあったらしいです。
DDR-RAMは要らない。
あの時は本当に驚きました。余裕があったら払ってましたよ。

しかし、これよりもっと重大な事件(事故)が発生していた事を家に着いた後知ることになります。
早速購入してきたマザーボードについて調べようとし、検索をかけてみました。
個人サイトのある一文に僕の目は釘付けになりました。

「AX3S PROは良いマザボですが、Pentium!!!1GHzリテールが載らないんですよね。コンデンサが邪魔で・・・・」

・・・・・・・・・は?

早速、箱を開けてみました。
サイトの通りにコンデンサがCPUを囲みように生えていました。なんてこった。

PEN3銅製ヒートシンク

衝動買いが裏目に出ました。その時は脱力感ばりばりだったのを覚えています。
(写真にはPen3が写ってますがその時はまだ購入してませんでした)

その後、偶然ネットでPen!!!1GHzリテール+銅製クーラーをセットで
20000円で譲ってくださる優しい方に出会い、安く、問題も一挙解決しました。
この場を借りてお礼を言いたいと思います。本当にありがとうございました。
しっかりと自分の購入する物の事を調べておかないと取り返しのつかない事になるのでご注意くださいね。

後、購入したのはネットでですが、グラフィックボードのMillenniumG550とFDD、DVD-ROMです。
PCケースは1週間ほど前に知り合いの方のご協力により購入済みでした。
(中国製って安い。3980円)

G550


同位クラスで2D描写なら負ける気がしない高性能ボード
同位クラスで3D描写だと勝てる気がしない高性能ボード
最高だぜ、G550!!僕にぴったりのボードだ!!!

ある雑誌では、「2D描写はピカイチだが3D描写は、かなりしょぼい」とまで書いてありました。
(そういう仕様なんだけどね)


そこそこのゲームができて、安く、2D動作が速いので十分です。
動画を見たりするにはもってつけですね。


最終章−組立て、そして−


今回までで購入した部品は以下の通り。

PC内部


中国製、特価のケース
Pentium!!! 1GHz+高性能銅製クーラー
マザ−ボード A Open/AX3S PRO
グラフィックボード Millennium G550
メモリ PC133 256MB
DVD-ROM AFREEY 4010
謎のFDD、その他ケーブル類

適当にパーツを取り付けてみた写真です。後でケーブル等をまとめないといけません。

まぁ、後は組立だけなので特に問題もなく、すらすらと仕上げることができました。
メモリーも昔のPCより64MBを移植して320MB。
メモリーはソケットが3つあるのですが全てに差し込むと動作が不安定になるのと、 物理的に刺さらなかった(爆)と言うことで使わずに2枚だけ使用しています。

その他拡張ボードも移植。CD-Rも取り付け。ソフトのインストールも全て非常に順調でした。
が、友人に1万円で売り払ったCD-RW(第二章参照)が返却されるまでは・・・

CD-RW


外付けCD-RWの電源が入らないと返却。なんてこった。
早速分解して内蔵ドライブに仕様変更。
ここに来ての1万円の返金はかなり辛かったです。
おそらく電源の接触不良か何かかと思いますが、修理に出すと1万円を突破します・・・。
新品買った方が良いです。4倍速を修理するのは無駄。

<まとめ、次回予告?!>


今回は、初心者なりに金銭面と性能のバランスでパーツをチョイスしました。
今になって考えてみると、偶然、各部の相性も良くCPU問題も解決し、
ALLO.K.じゃなかったかと思います。運のいいのは良いことです〜。

ただ、CPUFUNが恐ろしくうるさいので、(オーバークロック対応なので仕方ありませんが)
今度はPC静音化に挑戦してみたいと思います。



Copyright(C) ともひろ All Right Reaerved.