キャブレターオーバーホール、調整



ここ一年ぐらい、信号待ち等でプラグが被り調子が悪い時が多くあり悩んでいました。
ただ、キャブをオーバーホールするのは面倒だとなかなか行動に移さなかったのですが、 山で動かなくなるわアイドリングはしないは、信号発進で遅いわでとうとう決行しました。

それも恐ろしい寒さの真冬にです。

作業前キャブ取り外し

キャブレターの取り外し自体は難しくはありません。
燃料ホース、エアインテーク、チョークワイヤー、オイルワイヤー、アクセルワイヤーを外します。 そしてそれら固定の台座を外しインマニと繋がっているナットを二個外せば取り外すことが出来ます。
キャブを外した後はゴミ等が入らないようにガムテープ等で穴を塞いでおくと良いと思います。

キャブ汚れが目立つキャブ

外したキャブレターです。汚いですね。気分も悪いです。おそらく中のジェットが詰まっているか違う物が装着されているかです。
実は一度他人にオーバーホールしてもらっているのですが、その時怪しいなと思ったところが一つ有りました。

キャブ洗浄中エンジンコンディショナー

キャブ洗浄中灯油で汚れ落とし

用意したのはクッキーの空き缶と工具、灯油、ブラシ、新聞紙です。
本当は溶剤を使用するので室外で作業をしなければいけないのですが、寒いので玄関でクリーニングを行いました。 使用したクリーナーはワコーズのエンジンコンディショナー。職場の店にあった物を買ってきました。

キャブは二分割できるので分解し、ジェット等も分解した後クリーナーを吹きかけしばらく待ちます。 (分解する際、割ピンは無くさない様にしましょう。一般の方では入手は困難です)
綺麗になったら灯油とブラシでこびりついた汚れや溶剤を洗い流します。

乾燥中組み立て中


不調の原因はスローエアージェットとエアジェットが反対に取り付けられていた為でした。 この2つのジェットは同じ形をしているので間違えてしまったみたいです。 原因が解れば後は車体に取り付けて調整をしてあげればいいです。調整はこんな感じ

スローエアジェット#140 エアジェット#110 メインジェット#130
アイドルアジャストスクリュー1.25回転 湯面高さ4mm アイドリング1200回転


メインジェットは某ショップで加工されたジェットを購入。
色々試してみましたが#130が良い感じに思えます。まだまた調整の日々は続きます。

今はアイドリング凄く落ち着いて加速力が向上しました。しっかり、自分の手で確認しながら見てやらないといけませんね。
今回はキャブも綺麗になったし、エンストを心配しなくて良いので運転するのが楽になったので非常に満足の行く作業でした。

今回買った物
ガスケット(キャブレタ)、ガスケット(インマニ)、ドレンパッキン、エンジンコンディショナー(クリーナー)



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